アクタス・あべの店
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Archive for 10月 6th, 2020
土のぬくもりを感じるお椀
date. 2020/10/06
ブログをご覧の皆さまこんにちは。
すっかり朝夕は涼しくなりましたね~
家の近くの田んぼでは稲の収穫が始まっています。
美味しいお米の季節ですね♪
そんな季節に合わせて日本の10の窯元から27のお椀が
集まりました。
陶磁器の産地の中で伝統工芸品に指定されているのは32産地。
産地独自の土から出来るお椀は、産地によって表情が
全て異なります。
その中から5つの窯元のお椀をご紹介します。
■信楽焼(滋賀県)
信楽の特徴ケイ石や長石が多く混ざることによる
独特の肌の粗さ。
千利休などの茶人からも愛されましたが
信楽といえばやはりタヌキの置物ですよね!
ヤキシメ:釉薬を付けず焼いているので土そのものの質感を楽しめます
ヤキシメビードロ:緑の釉薬を半分塗ることで土の表情を半分残しています
■丹波立杭焼(兵庫県)
発祥は平安時代末期から鎌倉時代の初め。
六古窯の一つと言われていて、丹波焼・立杭焼とも呼ばれます。
アメユウ ヨコイッチン:スポイトに釉薬を入れて描いたもの(一珍技法)
上の画像の左のお椀も同じ技法です
■美濃焼(岐阜県)
日本の陶磁器の生産50%以上のシェアを誇る美濃焼。
日本一の生産量で工房や問屋が多く存在し、多種多様な製品が作られています。
左 シロン 右 ソギドット
■有田焼(佐賀県)
日本初の磁器とされ現在でも磁器産地として日本を代表する
産地となっています。
特徴は美しく透き通るような白磁。
ブルースノー:独自の技法でスプレーを施してグラデーションの
柄を付けていきます
ダイヤ:プリントで鱗のような柄に仕上げています
■萬古焼(三重県)
葉長石(ペタライト)を使用して耐熱性に優れた特徴を持ち
陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器に分類されます。
その耐熱性の特徴を活かした紫泥の急須や土鍋が有名で、
特に土鍋の国内シェアは約8割を占めるます。
左 アイホリハナ 右 ネコヤナギ
産地によって全然違いますよね。
他にも益子焼・笠間焼・伊賀焼・小石原焼・波佐見焼も
ありますので是非お気に入りのお椀と出会ってください。
最後にこのお椀はこんな食卓にしたい!のご提案です♪
お題は秋の夜長に土鍋でゆっくり食事を楽しむ。
土の質感を活かした信楽焼でまったり過ごしたいですね~
明るめのランチョンマットには暗めの色で存在感を。
いろんな色が入ったランチョンマットにはなじみの良いお椀を。
お題は洋食器にもお椀は合うんです。
シンプルな白のお椀なら洋食器との相性も◎
お題は子供が寝た後の至福の晩酌。
無地のお皿とガラスのコップだから萬古焼きが映えますね。
こんな時間味わいたい~!!
皆さまもこんな食卓がいいな~と妄想しながらお椀を選んでみて下さい♪
ご来店お待ちしております(^^)
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